2bit CPU 組み立てキット
概要
11個のロジックICを使用した2bit CPUの組み立てキットです。
1bit CPUの進化版です。1bit CPUより部品点数が多くなっています。
入出力ポートを備えており、条件分岐するプログラムも書くことができます。非常に限られた機能しかありませんが、CPUの学習用として最適です。
電源はUSB Type-C端子です。ACアダプタ、ケーブルは付属しておりませんので別途ご用意ください。また、PowerDelivery等の給電には対応しておりませんのでご注意ください。
購入
この製品は以下のサイトから購入できます。
スイッチサイエンス - 2bit CPU 組み立てキット
取扱説明書
バージョン | URL |
---|---|
最新版 | manual_8202_20240919.pdf |
お問い合わせフォーム
使用方法
ROM書き込みはDIPスイッチを切り替えることで可能です。
DIPスイッチは上側がONです。プログラムでLEDのの点灯動作が変わります。トグルスイッチで1Hzのクロックか、マニュアルクロックかを切り替えできます。青色のボタンがマニュアルクロックです。赤色のリセットボタンを押すとリセットできます。
スペック
項目 | スペック |
---|---|
汎用レジスタ | 2bit x 1 |
アドレス空間 | 4bit |
アドレスバス幅 | 2bit |
ROM容量 | 16bit |
命令セット | ADD, IN, OUT, JNC |
プログラムカウンタ | 2bit |
フラグレジスタ | キャリーフラグ×1 |
算術演算 | 2bitの加算 |
クロック周波数 | 約1Hz |
IC総数 | 11個 |
命令セット
命令 | 機械語 | 説明 |
---|---|---|
ADD A, Im | 00 | AレジスタにIm(イミディエイトデータ)を加算する。 実行後、キャリー発生時にCフラグを1にする。 |
IN A | 01 | 入力ポートのデータをAレジスタに転送する。 実行後、Cフラグを0にする。 |
OUT Im | 10 | Imを出力ポートに転送する。 実行後、Cフラグを0にする。 |
JNC Im | 11 | Cフラグが0のとき、Imで示された番地へジャンプする。 Cフラグが1のときは何もしない。実行後、Cフラグを0にする。 |
プログラム例
出力ポートをON/OFFさせるプログラム(Lチカ)
ニモニック
OUT 00
OUT 00
OUT 11
JNC 00
DIPスイッチ
ON OFF OFF OFF
ON OFF OFF OFF
ON OFF ON ON
ON ON OFF OFF
入力ポートのどちらかがHIGHになると出力ポートをONにするプログラム
ニモニック
IN A
ADD A, 11
JNC 00
OUT 11
DIPスイッチ
OFF ON OFF OFF
OFF OFF ON ON
ON ON OFF OFF
ON OFF ON ON
13秒タイマー
ニモニック
ADD A, 00
ADD A, 01
JNC 00
OUT 11
DIPスイッチ
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF ON
ON ON OFF OFF
ON OFF ON ON